フィンランドと日本との違いは何?移住で生活は変わるのかを検証!

フィンランドの生活

フィンランドと日本の違いってどんなところにあるのでしょうか?また、フィンランドで暮らす中で考え方が変わることはあるのでしょうか?

この記事では、フィンランドに移住して3年目になる私が、実際に経験して感じた「考え方が変わったこと」についてご紹介します。特に印象的だったポイントを5つにまとめました。

これから海外移住を考えている方やフィンランドに興味がある方に、ぜひ参考にしていただければ嬉しいです!

ありのままの自分でいい

日本では、同調圧力とか世間ではこうだからといった、なんとなく周りに合わせないといけない空気がありますよね。

ですがフィンランドでは多くの人が、あなたはあなたのままでいい、人の目を気にすることはない、という意識でいるようです。

私は、日本にいた時はいい大学・いい会社がいいとか、男だから・女だからといった考えに縛られて上手く自分自身を出せていなかったような気がします。

ですがフィンランドでは、特にいい大学はここというのはなく、学位が取れるところであればどこでも同じという考えがあります。

高校も基本は3年ですが、4年通ったとしても落ちこぼれとかではなく自分の意志で4年通うと選択したと認識されます。もしも途中で1年休学して何かやりたかったとしても、日本のようにとやかく言われることはありません。

また男女平等があたりまえの国なので、男だから女だからこうしないといけないとかはなく、本人のやりたいことをやればいいという認識です。だから男だって料理が好きならやるしセーターを編んでもいいし、女だって子供ができても働くし家事は旦那さんに任せてもいい。

おかげで私も、自分で決めたことをやればいいんだという意識に変わってきました。

生活がシンプル

生活面での違いはどうでしょうか。

買い物がシンプル

フィンランドは税金が高いので、物を買う時にほんとに必要か考えるようになりました。また、ブランドにこだわる人が少ないので、ブランド品だから買うというような買い方をしなくなりました。

日本にいる時はどこどこのブランドだから買うとか、新製品が出たから買うということも多かったのですが、環境のことも意識して、ほんとに必要なのかを考えて買っています。

そうすると、家にごちゃごちゃと不要な物があるということがなくなって、シンプルな生活になってきています。

周りの環境の影響もあるのかもしれないですが、周りの人が時計などにこだわっていないと自分も気にならなくなるし、売っているところも日本ほど誘惑が無いということもあるかもしれないです。

ただ、シンプルに必要なものだけ持っている生活で、何も困らないしむしろ快適に暮らせています。

ビジネスメールもシンプル

シンプルと言えば、ビジネスメールが凄くシンプルになりました。

日本だと「お疲れ様です・・・・お忙しいところ恐縮ですが・・・・」

などと長い文章が普通ですが、フィンランドでは最小限の言葉だけで

「Hollo. Open the file. 〇〇(name)」で終わり。

それに合わせて私もシンプルなメールを返しています。

日本だと失礼なメールだと怒られてしまいそうですよね。

おかげで時間の節約になっています。

日本もこうなったらいいのにと思います。

環境を考えた生活をするようになった

フィンランドは古着や中古の物を使うことが普通の国で、セカンドハンドのお店もあります。私は元々は古着などには抵抗があったのですが、今は古着やセカンドハンドで物を買うことが普通になりました。いらなくなったものはゴミにしないで必要な人に繋げる文化が浸透しているんですね。

環境のことでは度々プラスチックが問題になっていますが、フィンランドではむやみにプラスチックを使わないようです。

食品では、日本は大袋の食品は個包装になっていることが多く、これは言い方を変えればプラスチックごみを増やしているともいえます。もちろん小分けするのに衛生的とか便利ということはあるのですが。また残った食べ物を冷蔵庫に入れる時はラップを使っていましたが、ラップもプラスチック。なのでラップを使わないでタッパーに入れて保存するようになりました。

できるだけごみを出さないとかプラスチックを使わないといったことを、気を付けるようになりました。

犬の散歩のときに使う袋も、ビニールではなく環境に優しいものを使っています。

何でも自分で作るようになった

日本食を食べたくなる時がありますが、日本食のレストランなどは無いか、あってもあまりおいしくなかったりします。なので大抵の食べたくなったものは自分で作るようになりました。

プリンやあんこも作ってみました。作るのは難しくないですが、日本にいたら手間なので作らなかったと思います。やってみれば何とかできるものですね。

野菜も、白菜や枝豆など自分で育ててみました。

DIYもやってみて、机や家に合ったサイズの棚なども作っています。これも日本だったら買っていると思います。

日本だと100均で売っていそうなものが、こっちでは高かったりするので、買う気にならなくて作ろうという気になってくるということもあります。

天気や季節に左右される

晴れの日や夏の有難みを感じます。

フィンランドは冬が長いので、春になった時に凄く有難みを感じます。晴れの有難みもほんとに痛感します。

フィンランドでは夏の間にイベントが多く、冬のクリスマスやイースターはそんなに大きなイベントにはなっていません。夏の間にフェスティバルなどのイベントが詰まっています。

なので夏はホントに楽しむ季節となっています。

まとめ

フィンランドに来て私自身の考え方が変わったことについて書いてみました。

日本では周りに合わせてしまったりしていましたが、ありのままの自分でいいと思えるようになったこと。

生活がシンプルになって、メールも必要最低限の内容で済ませるようになったこと。

環境を考えるようになったこと・いろいろ自分で作るようになったこと。

季節や天候に左右されるようになったこと。

フィンランドに3年ほど住んでいますが、私自身はいい方向に変われていると思います。

フィンランドに興味がある方に、少しでも参考にしていただければ幸いです。

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