海外移住の理想と現実は実際どうなのか?フィンランドに移住の場合!

留学・移住

海外移住や留学生活に憧れを抱いている方も多いのではないでしょうか。「やってみたいけど、実際はどうなの?」と理想と現実のギャップが気になる方もいるかもしれません。また、移住が楽しそうでかっこいいと思う方もいるでしょう。

この記事では、私がフィンランドに移住した経験から感じた理想と現実、そして国際結婚をした場合にどこに住むのが良いかといった視点についてお伝えします。

フィンランドに興味がある方や、海外移住を考えている方にとって少しでも参考になる内容を目指しました。興味のある方はぜひ最後まで読んでみてください!

海外移住での現実は実際どうなのか

海外に住んでいると、日本在住の方からは「すごいですね」とか「憧れます」「北欧いいな」「かっこいいな」などの意見を頂くことがあります。

そこで私が最近思っていることなどをシェアしていきたいなと思います。

 

フィンランドに住んで3年目

まず言えることは、自分では全然かっこいいとは思わないしキラキラした生活ではないということです。

ほんとに大変なことを乗り越えてきました。自分で決めたことなので大変なことは理解していたつもりでしたが、もっと余裕がある生活が送れるのではないかと、移住当初は思っていました。

何が大変だったのか。

  • 義家族との付き合い
  • フィンランド人の友達との付き合い
  • 留学生などの外国人が少ない地域ではアジア人は珍しいので、スーパーなどでガン見されたりする。
  • 見えない壁みたいなのを感じていた。
  • 移住するにあたり仕事を独立して始めたのだが、仕事に関すること、納税のことや開業届など、どこにどう届ければいいのかがわからない。
  • 電話で話さないといけなかった時に、フィンランド語が話せなくて切られてしまったことがありかなり気が滅入ってしまった。
  • フィンランド人の友達といる時、フィンランド語が話せなくて申し訳ない気持ちになる。もちろん友達は英語は話せるのだけれど。やはり現地の言語であるフィンランド語ができないと辛い場面がある。
  • 英語は話せたがフィンランド語は勉強してこなかった。ようやく勉強を始めたが習得するにはまだまだ時間がかかりそう。
  • カルチャーショックなことがある。
  • 冬は暗くて寒いので、気持ちが落ち込みがち。

3年位たって、ようやくここが自分の住むところとしてやっていけると思うようになってきました。

移住して初めは仕事も始めたばかりで、仕事に慣れていくことで大変でした。もう生きていくために必死な状態です。

仕事だけでなく、アジア人ということで差別的に見られているのではないかと不安だったり。

ずっと見えない不安が付きまとったり、希望が薄れていく感覚に襲われていました。気分には波があって、少し回復しても冬になって寒く暗い中を過ごすとまた気分が落ち込んだり。冬はフィンランド人でも鬱になることがあるくらいなので、暗い時間が長いという環境に慣れるのは大変なんです。

こういったつらい時期を乗り越えられたのは、留学していた時の友達に会ったりできたから。

海外生活は、私もかっこいいなと思っていたし楽しみでしたが、初めは辛く感じることの方が多かったです。

キラキラした海外生活とは、外から見た人の印象ということなのかもしれません。本人はほんとに必死でした。

ただ3年たってようやくフィンランドが自分の居場所だと思えるようになってきました。

 

国際結婚ではどこに住むのがいいか?

私はフィンランド人と結婚してフィンランドに住むことにしたのですが、国際結婚ではどっちの国に住むかという問題があるかと思います。

どこに住むかを考える時、もしもやっていけそうだと感じるものがあるのなら、その国でやってみればいいと思います。またはどちらの国でもないという選択肢もあると思います。

移住のためや仕事のことでいろいろ手続きがあるのですが、旦那さんは母国なのに全然頼りにならなかったりします。そうすると腹が立ったりすることもあるので、いっそのことどちらの国でもない方がお互いに助け合って暮らしていけるかもしれないです。

いずれにしても、メリット・デメリットを考えて、合わなければ日本に帰ることもできると思って移住を決断するといいと思います。万一日本に帰ることになっても、それは全然負けということではないですし。

自分にとっていいことがありそうとか、すごくその国が好きとかの気持ちがあれば、やっていけると思います。

 

海外で生活するために必要な事

国際結婚をして海外に住むことになった場合、自分の家族以外でも自分の居場所は作るべきです。仕事でもいいし学校に入ってもいいし。

自分の家族(旦那さんや奥さん)だけの生活ではなく、自分が属する居場所があることが大事だと思います。

移住してキラキラしていると思われている人たちは、みんな自分に合っていることを見つけたり、自分の居場所を見つけたりするため行動している人だと思います。

行動力があればどこでもやっていけるし、人とのつながりでいろいろなことを経験できるので、積極的に行動していくのがいいのかなと思います。

何か困った時は、政府機関やイミグレーションのホームページを見たり、誰かがやっているブログなどを見たり、他にもいろいろ媒体があると思うので、探してみてください。

まとめ

海外生活を送っているなかで、理想と現実の違いやこれから海外移住をと考えている方へのアドバイス的なことを書かせていただきました。

海外移住は迷わず勢いできめたものの、実際に生活すると仕事や生活でなかなかうまくいかなかったりして気持ちが落ち込んでいました。

それを乗り切る助けになったのは、留学していた時の友達でした。

海外移住では配偶者がいる家以外にも、自分が属するところをつくるべきです。

またキラキラして見える人は、みんな行動しています。

行動力があれば、きっと何とかなりますよ。

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