フィンランドに移住したいと考えた時、仕事はどうするのかといった課題がありますね。
フィンランドでの仕事にはどういったものがあるのでしょうか?
また、仕事を探す方法も気になりますよね。
この記事では、フィンランドで日本人が移住した時の就職先やその探し方、日本人ならではの課題となることがあるのかどうか、といった仕事がらみの疑問に対し私なりに調べてまとめてみました。
フィンランドに移住を考えている方の参考にしていただければと思います。
フィンランドでの就職先は何がある?
フィンランドで日本人が就職できそうなところはどういったものがあるのでしょうか?
一般的な職業についてお伝えします。
フィンランドで働く日本人の職業例
フィンランドに移住した日本人の職業は、多岐にわたっています。
一般的な職業の例をあげてみます。
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IT関連: フィンランドはテクノロジー企業が盛んなため、ソフトウェアエンジニアやデータサイエンティストなどの職業が人気です。
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教育分野: 日本語教師や国際学校での教員など、教育に関わる職業も多くあります。
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観光業: 観光業に関連した職種、特に日本人観光客向けのガイドやサービス業も見られます。
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研究職: 大学や研究機関での研究職、特に科学技術や環境に関する分野での職業が存在します。
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ビジネス関連: 日系企業や国際企業でのビジネス職、マーケティングや営業職なども多いです。
フィンランドの労働市場は多様性があり、スキルや経験に応じてさまざまな職業に挑戦できる機会があります。
手軽に始められる仕事では、店舗販売員やオペアといった仕事もあります。特に寿司や和食レストランのスタッフや経営者として働くという選択は、フィンランドで日本食の人気が高まっていることから需要が増えています。
現地企業と国際企業
フィンランドには現地企業と国際企業が混在しており、それぞれに異なる魅力や特徴があります。
現地企業の特徴
フィンランドの現地企業とは、フィンランド国内に本社を持ち、主にフィンランド市場に焦点を当ててビジネスを展開している企業のことを指します。
現地企業で働くためにはフィンランド語が話せないと厳しいかもしれません。
特徴を上げます。
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文化的な理解: フィンランドの文化やビジネス習慣に基づいた職場環境が多く、現地の人々とのコミュニケーションが重視されます。
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フラットな組織: 多くの現地企業は階層が少なく、オープンなコミュニケーションを促進しています。意見が言いやすい雰囲気が特徴です。
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労働環境: ワークライフバランスを重視し、柔軟な働き方や休暇制度が整っていることが多いです。
日本でも知られているところではファッションデザインで有名な『マリメッコ』などが上げられます。
またサウナ文化に関連する企業もあるので、興味がある方は調べてみるといいかもしれません。
国際企業の特徴
国際企業では英語が職場の公用語となる場合が多く、フィンランド語スキルが必須ではないことから、日本人でも働きやすいのではないでしょうか。
特徴は以下の内容が上げられます。
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多様性: 様々な国からの社員が集まるため、多文化環境で働くことができ、異なる視点やアイデアに触れる機会が多いです。
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グローバルなネットワーク: 国際企業では、他国のオフィスとの連携が求められることが多く、国際的なプロジェクトに関わるチャンスがあります。
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専門性の重視: 特定の専門スキルや語学力が求められることが多く、高度な専門知識を活かせる環境があります。
企業の例としては、通信技術やネットワーク関連のノキア(Nokia)、IT関連のIBM、コーヒーチェーンのスターバックスなどがあります。
フィンランドでの仕事の探し方
フィンランドで仕事を探す方法はいくつかあります。参考になる方法を上げてみます。
1. オンライン求人サイトの活用
- LinkedIn: プロフェッショナルなネットワークを構築し、求人情報を探せます。
- IndeedやMonster: 多くの求人情報が掲載されています。
- TE-palvelut: フィンランド政府の雇用サービスサイトで、求人情報や相談ができます。
2. ネットワーキング
- 業界イベントやセミナー: フィンランドでの業界関連イベントに参加し、人脈を広げましょう。
- Facebookグループ: フィンランドに住む外国人向けのグループや、日本人コミュニティに参加して情報を得ることができます。
3. スキルの向上
- 言語学習: 英語やフィンランド語を学ぶことで、より多くの職に応募できるようになります。オンラインコースや語学学校を利用しましょう。
4. 企業のウェブサイト
- 興味のある企業の公式ウェブサイトをチェックし、求人情報を探すことも有効です。
5. インターンシップやボランティア
- インターンシップやボランティア活動を通じて、現地での経験を積み、ネットワークを広げることができます。
6. エージェントの利用
- 求人エージェントやリクルートメントサービスを利用することで、専門的なサポートを受けながら仕事を探すことができます。
これらの方法を組み合わせて、自分に合った職を見つけることができるのではないでしょうか。
フィンランド就職の課題とその克服方法
フィンランドでの就職における課題とは?
またその克服方法についても考えてみました。
日本の文化と働き方の違い
フィンランドでの就職を考える日本人が直面する大きな課題の一つは、文化や働き方の違いです。日本では、長時間働くことや勤勉さが評価されがちですが、フィンランドでは成果が重視されます。また、日本の職場文化では上下関係や肩書きが大切にされることが多いですが、フィンランドではフラットな組織が一般的です。このような違いは、初めてフィンランドで働く日本人にとってストレスになることがあります。
この課題を乗り越えるためには、フィンランドの働き方や価値観を事前に調べて、自分の働き方を少しずつ調整していくことが大切です。それに加えて、「日本人らしさ」を活かせる場面もあるので、相手の期待を理解しながらバランスを取る姿勢が求められます。こうした工夫をすることで、フィンランドでの仕事をよりスムーズに楽しむことができるでしょう。
郷に入っては郷に従え、ですね。
フィンランド語学習の困難
職場の公用語が英語の場合、フィンランド語が話せなくても仕事に支署はないかもしれません。ですが、生活するなかでフィンランド語ができないと不便や疎外感を感じることもあるかもしれません。
また飲食店などで働く場合は、フィンランド語が必要とされることが多いようです。
そこでフィンランド語の習得なのですが、これが多くの日本人にとってはなかなか難しい課題です。フィンランド語は日本語や英語とはまったく違う言語で、文法や発音に慣れるまでに時間がかかります。
フィンランド語を学ぶのが難しいと感じたら、まずは基礎的な日常会話が学べる教材やオンラインコースを利用して、少しずつフィンランド語のスキルを伸ばしていくのが効果的です。こうした取り組みが、フィンランドでの仕事をよりスムーズにする手助けになりますよ。
柔軟なキャリアプランを立てる
日本からフィンランドへ移住してキャリアを築くには、柔軟な思考でキャリアプランを立てることが成功への鍵となります。フィンランドでは転職が一般的であり、新しい分野や業界に挑戦することがキャリアアップの一環と考えられています。そのため、最初の仕事が理想と異なっていても、次のステップへつなげる計画を立てることが有効です。
特にフィンランドでは、ITやデザイン、エンジニアリングといった分野での求人が豊富です。スキルを磨きつつ、専門性を高める努力をすることで、選択肢を広げることが可能です。また、ワーキングホリデービザを活用するなど、段階的なステップを踏む方法も検討すべきでしょう。
まとめ
フィンランドに移住した時の仕事について考えてきました。
IT企業は多くある印象ですので、そのスキルがある方はIT企業を探してみるのが良さそうです。
言語は英語は必須ですがフィンランド語はできなくても就職できるところはありますので、移住後に習得していけば何とかなるでしょう。実際に私もフィンランド語は話せなかったのですが、少しずつ学んでいるところです。
このほかビザの問題などもあるのですが、ビザについては別の記事でお伝えしていますので、合わせて目を通していただければと思います。
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